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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻1号

1986年01月発行

症例

高CT値を示した単純性腎嚢胞の1例

著者: 米原秀幸1 藤原秀文1 高橋勲1 呑村孝之2 森正樹3 丸屋博1

所属機関: 1広島共立病院内科 2広島共立病院外科 3広島大学医学部放射線科教室

ページ範囲:P.59 - P.61

文献概要

 今回,われわれは高CT値を示す単純性腎嚢胞を経験した。高CT値を示す原因として嚢胞内に出血した血液の濃縮による蛋白濃度の上昇が挙げられている。われわれも,嚢胞を穿刺吸引し,内容物を検索したところ,蛋白濃度は,10g/dl以上を示し,悪性所見も認められなかつた。高CT値を示す単純性腎嚢胞の報告は,本邦では2例目と思われ,悪性との鑑別,治療方針など,今後,更に検討を要すと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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