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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻10号

1986年10月発行

文献概要

原著

経胸,腹膜外式副腎摘出術の経験

著者: 赤阪雄一郎1 望月篤1 清田浩1 倉内洋文1 大石幸彦1 町田豊平1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.821 - P.823

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 1981年以降6例の副腎腫瘍(クッシング症候群3例,原発性アルドステロン症2例,副腎嚢腫1例)に対し,経胸,経横隔膜,腹膜外式副腎摘出術を行つた。本法は片側副腎に対して,従来の術式に比較して小さい皮膚切開で,到達が容易で視野の中央に病変副腎が存在するために手術操作は容易であると思われた。一方欠点としては,両側副腎の観察が不可能であること,開胸に伴う合併症が予測されることが挙げられる。しかし,前者に関しては各種画像診断法の発達により局在診断率が向上していることで,後者については合併症の少ないことから,本術式も優れた方法と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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