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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻11号

1986年11月発行

文献概要

症例

膀胱原発印環細胞癌の1例

著者: 石塚修1 竹崎徹1 市川碩夫1

所属機関: 1山梨県立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.923 - P.925

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 55歳の男性が頻尿を主訴として来院した。膀胱鏡にて膀胱後壁に非乳頭状広基性腫瘍を認め,生検にて膀胱印環細胞癌の診断を得た。転移性腫瘍を疑い精査を行つたが異常を認めなかつたため,膀胱全摘術,回腸導管造設術を行つた。膀胱後壁に腫瘍の主体が存在し,病理学的にdysplasticな粘膜上皮から印環細胞癌へと移行する像を認めたため膀胱原発の印環細胞癌と診断した。同様な症例は本邦では9例検索しえた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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