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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻11号

1986年11月発行

文献概要

症例

特発性巨大結腸症により尿閉となつた神経因性膀胱の1例

著者: 和田郁生1 塚本文仁2 佐々木英人2 木津典久3 能登宏光3 森田隆3

所属機関: 1秋田労災病院泌尿器科 2秋田労災病院外科 3秋田大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.927 - P.929

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 脳梗塞による神経因性膀胱のため薬物療法を施行していた58歳の男性が,尿閉を主訴に来院した。DIP,CTスキャン上,多量の糞便による膀胱頸部の圧排を認め,糞便貯留の原因は特発性巨大結腸症のためと判明した。外科にて,人工肛門造設およびS状結腸切除術が施行された。術後の下部尿路機能検査は術前と同様の神経因性膀胱の型を示し,薬物療法により再び自排可能となつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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