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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻2号

1986年02月発行

特集 上部尿路結石の新しい治療法

経皮的腎尿管切石術

著者: 棚橋善克1

所属機関: 1東北大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.109 - P.116

文献概要

はじめに
 尿路結石を手術をせずに体外に取り出すことは,泌尿器科医にとつて長年の夢であり,このために古来種々の工夫がなされてきた。
 なかでも,膀胱結石の内視鏡的治療は古い歴史をもつており,広く普及している。一方,上部尿路結石の内視鏡的治療については,これまで確実な方法がなかつたが,X線透視装置,超音波診断装置の併用により,水腎のない腎盂へも安全,確実に経皮的腎瘻作製が可能となつたことから,上部尿路結石の内視鏡的摘出方法が急速に発展してきた1〜5)。私たちもすでに約350例の腎尿管結石患者にこの方法を応用し,良好な結果を得ている6〜8)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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