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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻2号

1986年02月発行

症例

急性腹症と排尿困難を来した泌尿生殖洞異常の1例

著者: 副島秀久1 福本裕二1 山本敏広1 前原昭仁1 池上奎一1 坂田鼎三2

所属機関: 1熊本大学医学部泌尿器科学教室 2八田・川野病院

ページ範囲:P.157 - P.159

文献概要

 急性腹症と排尿困難を主訴とした泌尿生殖洞異常の1例を報告する。症例は20歳の女性で,生下時に腟口の欠損を指摘されており,幼児期より混濁し悪臭を伴う尿の排泄があつた。1985年2月,急性腹症で開腹を受けたが腟内に混濁尿の貯留を認めたため当科へ転送された。CTで著明な腟の拡大を認め内視鏡にて近位尿道に腟の開口部を確認した。腟尿道の交通部を閉鎖しpull-through法にて腟前庭部に新腟口を形成した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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