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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻2号

1986年02月発行

文献概要

症例

塩酸パパベリン局注後,持続勃起状態を呈したインポテンスの1例

著者: 内田豊昭1 小俣二也1 小柴健1

所属機関: 1北里大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.161 - P.163

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 47歳のインポテンス患者に対して塩酸パパベリン40mgを陰茎海綿体内へ局注後,勃起状態が継続したため,発症後36時間目より塩酸ベタネコール内服,陰茎海綿体より脱血,浣腸および陰茎根部への局麻など試みるもいずれも無効であつた。48時間目よりプロスタグランディンFの点滴静注を開始し,30分後に勃起状態の消褪が認められた。塩酸パパベリン局注後の持続勃起症は,副作用の一つとして注意する必要があると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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