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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻3号

1986年03月発行

原著

前立腺癌stage Cにおけるエストロジェン先行・放射線治療の試み

著者: 高橋卓1 河合恒雄1 鷲塚誠1 楠山弘之1

所属機関: 1癌研究会附属病院泌尿器科

ページ範囲:P.225 - P.229

文献概要

 癌研における前立腺癌stage B,Cの治療成績は,1979年までのエストロジェン・放射線併用療法では5年実測生存率でstage B 91.7%,stage C 58.9%とstage Cの成績は悪かつた。原発巣が放射線治療後萎縮した症例に再燃・転移が少なく完治しているものが多い。1980年以降,stage Cの成績向上のために放射線治療に先立ち,予めエストロジェンで原発巣を縮小してから照射し,根治率を高めることを試みた結果,その局所所見に改善がみられ,萎縮に達する頻度が増加した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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