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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻3号

1986年03月発行

症例

Gartner管嚢胞に開口する単一性異所開口尿管の6例

著者: 後藤敏明1 豊田健一1 浅野嘉文1 今中香里1 宮部憲朗1 富樫正樹1 小柳知彦1 松野正2

所属機関: 1北海道大学医学部泌尿器科学教室 2帯広厚生病院泌尿器科

ページ範囲:P.243 - P.247

文献概要

 6例中5例が小児で,主訴は尿失禁3,発熱2,外陰部腫瘤1などで,尿感染陽性は1例。患側は右4,左2で,診断は穿刺後造影2,膣鏡後逆行性造影・術中順行性造影・経尿道的小切開後造影・術中確定各1で5例に腎尿管摘出術を施行,嚢胞は放置。腎位置異常が3例,尿管の拡張例なし。嚢胞開口部は腔2,盲端4,腎摘5腎はすべて形成異常腎。本奇形は文献上わずか10数例の報告をみるのみ。一般の膣内異所開口尿管との差異について考察した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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