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原著
浸潤性膀胱癌における放射線治療の成績—術前照射と根治的照射の比較
著者: 丸彰夫1 南谷正水1 信野祐一郎1 小柳知彦1 鎌田正2
所属機関: 1北海道大学医学部泌尿器科学教室 2北海道大学放射線科学教室
ページ範囲:P.299 - P.304
文献購入ページに移動放射線によるdownstagingは術前照射群で10例(30%)にみられ,根治的照射群の3例も含めて,全例再発なく健在である(平均31カ月)。術前照射群の癌死は,摘出標本から骨盤内リンパ節転移を認めた4例,骨転移4例,局所再発2例の10例に認め,うち8例は1年以内に死亡した。術前照射群の腫瘍形態,性状による予後は,1〜3cm以下が多発でも良く(P<0.05),downstagingは乳頭状踵瘍で1〜3cm以下に多く認めた。
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