icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻4号

1986年04月発行

症例

胸腹部連続正中切開法の経験

著者: 井口厚司1 柳宗賢1 小嶺信一郎1 中牟田誠一1 真崎善二郎1 伊藤翼2

所属機関: 1佐賀医科大学外科学講座泌尿器科部門 2佐賀医科大学胸部外科部門

ページ範囲:P.325 - P.327

文献概要

 われわれは両肺と後腹膜に転移を有する睾丸腫瘍患者,および広範な下大静脈腫瘍塞栓を伴つた左腎腫瘍患者の2例に対し,胸腹部連続正中切開を用いた手術を行つた。その結果,本術式には一般の上腹部正中切開に比べより広い後腹膜の視野が得られる。また,胸腔内と後腹膜,あるいは大静脈と両腎の手術を一つの視野で同時に行えるなどの利点があることを確認した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら