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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻7号

1986年07月発行

文献概要

Urological Letter

インポテンスに対するパパベリン海綿体内注射/Impotents Anonymous—インポテンス患者の治療に関する団体

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.538 - P.538

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 パパベリンは初めパリのDr.Viragによつて用いられたが,彼は陰茎の血管撮影に際して血管拡張を助長させるために海綿体内に他の薬剤と共に注射した。パパベリンは勃起にも有効なことを発見したし,後にはパパベリンだけを注射している。最近AdrianZorgniottiが,パパベリンとPhentolamineとを患者自身で注射することを一般化した。
 筆者は数カ月間パパベリンを海綿体内に注射している。パパベリンだけの注射でも効果的であつたが,Phentolamineだけの注射では無効だつた。最近はパパベリンを60mg用いている。効果の程度はまつたく膨張しないものから10分以内に+4の状態にまで膨張するものまでであつた。ある患者は15分で十分膨張し,性交ができて,この状態は18時間も続き,そのあと吸出と海綿体内へのエピネフリン注射でようやくもとにもどつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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