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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻8号

1986年08月発行

手術手技

逆流防止術—Ureteral Crossover Method

著者: 近藤厚生1 小谷俊一1

所属機関: 1名古屋大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.617 - P.621

文献概要

 最近の逆流防止手術成績は著しく向上し,ほぼ100%に近い値が報告されている。今回,われわれが解説するureteral crossover methodは1982年に発表したもので1),その特徴は粘膜下で2本の尿管が交叉し,かつ尿管断端は内尿道口を指向しない点である。手技上の利点は粘膜下トンネルを(理論上どれだけでも)長く確保でき,かつ新尿管口が手術野の中央に位置するため膀胱壁との縫合が極めて容易な点である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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