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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻8号

1986年08月発行

原著

膀胱扁平上皮癌の臨床的観察

著者: 丸彰夫1 荒川政憲1 三橋裕行1 坂下茂夫1 小柳知彦1

所属機関: 1北海道大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.633 - P.637

文献概要

 北大医学部泌尿器科で1976〜1985年までの10年間に経験した膀胱扁平上皮癌は14例で,これは全膀胱腫瘍の6.3%であつた。性別は男性6例,女性8例で,年齢は42〜77歳,平均58.3歳であつた。初診後1年以内に7例(50%)が癌死しており,5年生存率は32.5%であつた。膀胱全摘術に放射線治療を併用した3例のみで,3年10カ月〜9年2カ月,平均7年1カ月間生存している。また,膀胱白板症と診断後,14年を経過して膀胱扁平上皮癌が発生した1例を経験した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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