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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻8号

1986年08月発行

症例

遺残尿膜管に合併した腹壁膿瘍の1例

著者: 浅野友彦1 萩原正通1 秦野直1

所属機関: 1国立栃木病院泌尿器科

ページ範囲:P.661 - P.663

文献概要

 症例は21歳の男性。下腹部腫瘤,頻尿を主訴に来院。初診時に下腹部正中線上に圧痛を伴う手拳大の腫瘤を触知した。CTスキャンにて臍下部の腹壁に膿瘍腔と膀胱頂部に尿膜管遺残と思われる腫瘤を認めた。感染をおこした遺残尿膜管の腹壁への穿破による腹壁膿瘍と考え,膿瘍の切開排膿を行つた後に二期的に膀胱部分切除を含めた尿膜管全摘術を行つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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