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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻8号

1986年08月発行

文献概要

症例

リンパシンチグラフィで診断した乳糜尿症の1例

著者: 木戸晃1 大石幸彦2 倉内洋文2 町田豊平2

所属機関: 1国立王子病院泌尿器科 2東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.673 - P.675

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 乳糜尿症に対しリンパシンチグラフィを行い,患側の診断に有用であつた症例を報告した。症例は73歳女性,50年来の乳糜尿を認め全身倦怠感と体重減少を主訴として入院した。リンパシンチグラフィは両足趾間皮下に99mTcレニウムコロイドを注射し行つた。その結果右腎に高いRI集積を認め患側と診断した。これはX線リンパ管撮影の結果と一致した。本法は乳糜尿症の患側診断に有用であり,安全かつ容易な方法と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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