icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻9号

1986年09月発行

文献抄録

細胞診で確認された腎癌肺転移巣の自然消失した1例と文献的考察

ページ範囲:P.703 - P.703

文献概要

 腎癌症例は,その診断確定時点で約1/3の症例に転移が発見されている。転移部位で最も多いのは肺で,次にリンパ節,骨,肝などである。
 著者の症例は71歳の女性で,体重減少,嘔気,動悸などを主訴にして受診した。血沈の亢進と軽度の貧血を認めたが,尿路の症状はまつたくなく血液の生化学的検査は正常であつた。胸部X線撮影で右肺下葉に2個の結節陰影があり,さらにCTスキャンで4個の非石灰化結節像がみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら