文献詳細
文献抄録
文献概要
腎癌症例は,その診断確定時点で約1/3の症例に転移が発見されている。転移部位で最も多いのは肺で,次にリンパ節,骨,肝などである。
著者の症例は71歳の女性で,体重減少,嘔気,動悸などを主訴にして受診した。血沈の亢進と軽度の貧血を認めたが,尿路の症状はまつたくなく血液の生化学的検査は正常であつた。胸部X線撮影で右肺下葉に2個の結節陰影があり,さらにCTスキャンで4個の非石灰化結節像がみられた。
著者の症例は71歳の女性で,体重減少,嘔気,動悸などを主訴にして受診した。血沈の亢進と軽度の貧血を認めたが,尿路の症状はまつたくなく血液の生化学的検査は正常であつた。胸部X線撮影で右肺下葉に2個の結節陰影があり,さらにCTスキャンで4個の非石灰化結節像がみられた。
掲載誌情報