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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻9号

1986年09月発行

原著

硬膜外麻酔用カテーテルを用いた排尿時膀胱内圧・尿流同時測定法の検討

著者: 宮川征男1 平川真治1 嶋本司1 井上明道1 渡部信之1

所属機関: 1鳥取大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.731 - P.734

文献概要

 直径1mmの持続硬膜外カテーテルを経尿道的に留置して排尿時膀胱内圧・尿流同時測定を行う場合,このカテーテルが内圧や尿流におよぼす影響を検討した。カテーテル存在下での最大尿流(y)はない場合の最大尿流(x)ときわめてよく相関し(y=1.0x+0.74),排尿時膀胱内圧はカテーテルがない場合に比べ0〜3mmHg (0〜5%)増加したに過ぎなかつた。
 得られた排尿時膀胱内圧と尿道抵抗(排尿時膀胱内圧/最大尿流2)について正常男性と下部尿路通過障害男性で比較した。排尿時膀胱内圧については両者に有意差(t検定,p<0.001)がみられたが,尿道抵抗については有意差を認めなかつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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