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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻9号

1986年09月発行

症例

腹膜透析患者に発生した腎癌の1例

著者: 大場修司1 原暢助1 徳江章彦1 米瀬泰行1 山木万里郎2 広田紀男3

所属機関: 1自治医科大学泌尿器科学教室 2自治医科大学循環器内科学教室 3自治医科大学病理学教室

ページ範囲:P.743 - P.745

文献概要

 長期透析者の腎臓に多発生嚢胞さらに腎癌が合併する率が高いことが注目されている。37歳の男性で腎不全のため連続携帯的腹膜灌流療法(CAPD)を継続し,開始後2年目に偶然両側多発性腎嚢胞を伴つた右腎癌を認め,左腎に吸引細胞診を行い悪性変化がないと判断した後,腰部斜切開による右腎摘出術を行つた。第4病日から再びCAPDを開始し,術後6カ月経過した現在良好に日常生活を営んでいる症例を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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