icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻9号

1986年09月発行

症例

骨盤脂肪腫症の1例

著者: 渡辺学1 坂田安之輔1 小松原秀一1 阿部礼男1

所属機関: 1新潟県立ガンセンター新潟病院泌尿器科

ページ範囲:P.759 - P.761

文献概要

 会陰部の結核性膿瘍を契機に発見された骨盤脂肪腫症の1例を報告した。症例は49歳,男性,会陰部の腫脹と疼痛を主訴として1986年3月31日入院。17歳時,恥骨部骨結核で治療。腫脹は手術および菌培養で結核性膿瘍と診断できたが,IVP,尿道造影で膀胱底の挙上,下部尿管の中枢側偏位,膀胱の涙滴様変形を認め,CTスキャンで骨盤脂肪腫症の合併が発見された。骨盤脂肪腫症については無症状のため治療は行わず経過観察中である。本症例は本邦第3例目と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら