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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科40巻9号

1986年09月発行

交見室

尿失禁に対するテフロンペースト注入療法について

著者: 石堂哲郎1

所属機関: 1神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科

ページ範囲:P.762 - P.762

文献概要

 本誌40巻6号内田豊昭先生らの論文「尿失禁に対するテフロンペースト注入療法」を興味深く拝読しました。うまくいかなかつた臨床例を論文として発表された勇気と臨床医学に対する真摯な態度に最大の敬意を表します。また,このような論文が私達一般の泌尿器科医にとつて勇気と自信を持たせてくれるものと思います。
 内容について二,三お尋ねします。エラスター針の刺入方法ですが,以下のように理解してよろしいのでしようか。"会陰部から(第1図の針はpenoscrotalから刺入されているのは間違い?)針を刺入,内視鏡で観察しながら尿道球部で尿道内腔に出した針先をそのまま膀胱内にすすめる。ここで高圧注入器と接続し,針先を再び尿道内腔にもどし,内視鏡で確認しながら尿道粘膜側から目的とする括約筋部の粘膜下に針を刺入し,テフロンを注入する。"また,合併症として尿道憩室がみられたとのことですが,発生部位はどこだつたのでしようか。そして,これに対してどのように対処したのでしようか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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