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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻1号

1987年01月発行

文献概要

症例

神経原性後腹膜腫瘍の3例

著者: 森本信二1 石渡大介1 加藤幹雄1

所属機関: 1公立昭和病院泌尿器科

ページ範囲:P.55 - P.57

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 49歳女性,73歳男性,50歳女性にみられた後腹膜原発の神経原性腫瘍3例を報告した。組織型は神経線維腫1例,神経鞘腫2例であり,いずれも良性であつた。3例とも腫瘍全摘を行い,現在まで再発をみていない。後腹膜腔は広いスペースを有し,疎な結合織が多いため巨大な腫瘍となることがあるが,腫瘍の大きさと悪性度とは関連が少ない。しかし良性であつても術後の再発,悪性化の報告もあり,厳重な経過観察を要する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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