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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻1号

1987年01月発行

症例

膀胱腫瘍に対する尿道膀胱全摘除術後の残存尿道舟状窩に発生した腫瘍の1例

著者: 冨田京一1 赤座英之1 近藤靖司1 鈴木誠1 梅田隆1 新島端夫1

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.75 - P.78

文献概要

 69歳男性。再発を繰り返す表在性膀胱腫瘍および左腎盂腫瘍の合併症例に対して,左腎尿管全摘除術および尿道膀胱摘除術を集学的治療計画のもとに施行した。5年後に肺転移が出現し,また,その3カ月後に残存尿道舟状窩に尿道腫瘍が発生した。病理組織学的検査では,肺および尿道腫瘍は,ともに原発である膀胱腫瘍と同じ移行上皮癌であつた。発生病因について若干の文献的考察を行つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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