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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻1号

1987年01月発行

交見室

経胸,腹膜外式副腎摘出術の経験について/浸潤膀胱癌に対する根治的膀胱全摘除術後の補助化学療法について

著者: 阿曽佳郎1

所属機関: 1浜松医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.84 - P.85

文献概要

 慈恵医大,赤阪先生の上記についての発表(臨泌40巻10号)を興味深く拝見させて頂きました。まず,すばらしい成績に敬意を表します。
 近年,CT,シンチスキャンを始めとする各種の画像診断の進歩とホルモンアッセイの普及により副腎病変の局在診断が術前に正確にできるようになつたことは大変よろこばしいことであり,われわれが昭和30年代に副腎手術を手がけた頃に比較して隔世の感があります。術前局在診断が確実となれば,経腹膜式到達法による両側副腎の検索,あるいは褐色細胞腫における大動脈周囲の検索が不要となることは言うまでもありません。片側の副腎の手術だけですむ症例が多くなつていることは事実です。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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