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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻10号

1987年10月発行

文献概要

症例

膀胱ビルハルツ住血吸虫症の1例

著者: 遠藤勝久1 倉内洋文1 山崎春城1 赤阪雄一郎1 上田正山1 町田豊平1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.895 - P.897

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 患者は28歳の日本人男性で,アフリカ中西部に2年問在住後,肉眼的血尿を主訴に来院した。膀胱鏡にて膀胱腫瘍と診断し,経尿道的膀胱腫瘍試験切除術を施行した結果,虫卵が検出され,さらに尿中虫卵検索によりビルハルツ住血吸虫症と判明した。praziquantel(biltricide®の内服により,治療開始後24ヵ月を経た現在良好に経過中である。ビルハルツ住血吸虫症は本邦では極めて稀であり,3例の報告があるにすぎない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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