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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻10号

1987年10月発行

症例

ADH分泌異常症を伴つた陰部電撃性壊疽

著者: 岩崎晧1 広川信1 山崎隆一郎2 松下和彦3

所属機関: 1藤沢市民病院泌尿器科 2藤沢市民病院消化器科 3藤沢市民病院中検病理

ページ範囲:P.907 - P.909

文献概要

 ADH分泌異常症を伴つた比較的稀な臨床経過をたどつた陰部電撃性壊疽の1例を報告した。74歳男性,会陰部の疼痛と腫脹,発熱で来院。尿道狭窄より生じた会陰部膿瘍と診断したが,その後に会陰部にガスの発生,壊死,脱落を認め陰部電撃性壊疽と判明した。同時に低Na血症を有しており,諸検査よりADH分泌異常症と診断された。治療により病状は一時軽快したが,発症1年後に続発したガス壊疽にて死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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