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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻10号

1987年10月発行

症例

陰嚢内硬化性脂肪肉芽腫の5例

著者: 冨岡進1 布施秀樹1 脇坂正美1 島崎淳1 松嵜理2

所属機関: 1千葉大学医学部泌尿器科学教室 2帝京大学医学部付属市原病院病理部

ページ範囲:P.911 - P.914

文献概要

 陰茎根部を取り巻ぎ,陰嚢縫線皮下につづく腫瘤5例を報告した。年齢は30歳より50歳までに分布していた。腫瘤自覚後,2〜10日して来院した。外傷や異物注入など因果関係を疑わせるものはなかつた。術前,腫瘤の縮小をみたものが2例,生検後,消失したものが1例あつた。1例に生検,4例に摘除術を施行した。病理組織学的に硬化性脂肪肉芽腫であつた。術後1年7ヵ月〜3年9ヵ月経過するが,いずれも再発をみない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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