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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻11号

1987年11月発行

症例

尋常性疣贅様膀胱病変を呈した1例

著者: 西淵繁夫1

所属機関: 1京都専売病院泌尿器科

ページ範囲:P.989 - P.991

文献概要

 71歳女性。扁平上皮の壊死変性物の尿道嵌頓による尿閉にて受診。膀胱内は,肉眼的に白色を呈し,もろく角状に隆起する腫瘍性病変と,隣接して表面がウサギの毛様に,針状,乳頭状に突出する隆起性病変を認めた。病理組織学的に膀胱粘膜は著しい扁平上皮化生を示し,隆起性病変は過角化,錯角化,強い乳頭状を呈し,核の空胞化,顆粒状の好酸性の封入体が存在,皮膚の尋常性疣贅の組織所見を示していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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