icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻11号

1987年11月発行

症例

糸球体病変を伴つた尿道下裂

著者: 竹内一郎1 野々村克也1 榊原尚行1 富樫正樹1 松村欣也1 小柳知彦1

所属機関: 1北海道大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1001 - P.1004

文献概要

 高度の尿道下裂に著明な蛋白尿を合併した症例を経験し,内分泌学的検索および腎生検を施行した。前者では軽度のアンドロジェン分泌障害パターンを示し,後者では糸球体の硬化像を中心とした様々な組織像がえられた。近年,男子仮性半陰陽にWilms腫瘍,腎炎を合併した症例はひとつの症候群としてとらえられるようになつてきており,特に近位例の尿道下裂症例を扱う際には,腎病変の有無も念頭に置く必要があることを強調した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら