文献詳細
症例
文献概要
症例は62歳女性。頻尿を主訴とし繰り返す膀胱炎の精査を希望して来科。膀胱鏡検査にて黄色の境界明瞭な腫瘤を認め,膀胱腫瘍疑いにて入院した。TUR施行し病理学的検索にて特徴的なMichaelis-Gutmann小体を有する膀胱マラコプラキアと診断された。右尿管閉塞に対して膀胱部分切除術および膀胱尿管新吻合術を施行した。術後膀胱鏡検査にて残存腫瘤を認めたため塩化ペタネコールの投与開始,腫瘤縮小を認め尿路感染の再発もない。
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