文献詳細
症例
文献概要
患者は60歳,男性。生来レックリングハウゼン病を有するが,5ヵ月前より右鼠径部腫瘤が出現した。右鼠径部に鵞卵大,硬く可動性のある腫瘤を触知したので,腫瘤を含む高位除睾術を行つた。摘出標本は7×6×3cm,120gで,肉眼的に精索より発生したものと判断され,組織学的に悪性神経鞘腫の所見を呈した。精索に発生する悪性神経鞘腫はきわめて稀で,鼠径部精索より発生したものとしては本邦第1例である。
掲載誌情報
症例
文献概要
掲載誌情報
本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。
※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら