icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻2号

1987年02月発行

文献概要

原著

内視鏡的尿路結石摘出術時の放射線被曝

著者: 大沢哲雄1 中村章1

所属機関: 1新潟市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.123 - P.127

文献購入ページに移動
 当科において一人の医師が関与したすべての放射線透視下処置の際に,頭部,右手および左手にそれぞれフィルムバッチを着用して各月ごとの被曝線量を測定した。測定期間中(1986年1月〜8月)にバッチ着用医師が関与した透視下処置のほとんど(93%)が内視鏡的尿路結石摘出に関係するものであつた。そこで,内視鏡的尿路結石摘出術の際に穴あきの鉛カーテンを患者と術者の間におき,かつ防護手袋をはめることで,頭部は約1/4に,右手は約1/6に,左手は約1/20にまで各月ごとの被曝線量を減らすことができた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら