文献詳細
原著
文献概要
われわれは,6例の女性で尿道カルンクルの経尿道的切除を行つた。カルンクルは尿道遠位部にあるため,内視鏡では見えにくいと思われているが,カルソクルと正常粘膜の境界など予想以上によく見えるものである。カルンクルのTURによる切除は容易であり,また出血部も内視鏡的に的確に凝固止血できる。切除後は,16Fr.バルンカテーテルを2日間留置し,3日目には退院できる。術後の出血は1例にのみみられ,全例排尿には問題なく,尿道狭窄はまつたくみられなかつた。TURによるカルンクルの切除は簡単で良い方法であると思われる。
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