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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻4号

1987年04月発行

原著

TURによる尿道カルンクルの切除

著者: 平石攻治1 住吉義光1 淡河洋一1 米沢正隆1

所属機関: 1徳島大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.310 - P.311

文献概要

 われわれは,6例の女性で尿道カルンクルの経尿道的切除を行つた。カルンクルは尿道遠位部にあるため,内視鏡では見えにくいと思われているが,カルソクルと正常粘膜の境界など予想以上によく見えるものである。カルンクルのTURによる切除は容易であり,また出血部も内視鏡的に的確に凝固止血できる。切除後は,16Fr.バルンカテーテルを2日間留置し,3日目には退院できる。術後の出血は1例にのみみられ,全例排尿には問題なく,尿道狭窄はまつたくみられなかつた。TURによるカルンクルの切除は簡単で良い方法であると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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