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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻4号

1987年04月発行

原著

低ゴナドトロピン性性腺機能不全症の臨床的観察

著者: 池本庸1 町田豊平1 小寺重行1 高坂哲1 御厨裕治1 白井尚1 三谷比呂志1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.313 - P.318

文献概要

 過去5年間に経験した低ゴナドトロピン性性腺機能不全症18症例を思春期前発症群8例,思春期後発症群6例および脳腫瘍後発症群4例の3群に分け,その臨床像や治療,予後につき比較検討した。その結果思春期後や脳腫瘍後の群では診断にあたりその主訴や理学的所見に惑わされることなく,適切な内分泌検査を行うことが重要で,今後その報告もさらに増加するであろうと思われた。治療としては原則としてHCG, HMG併用療法を行つたが,LHRHテストで過剰反応を示すような例は予後も良好で,また思春期後発症群ではHCG単独療法でも十分治療効果はあがるものと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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