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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻4号

1987年04月発行

症例

骨盤腔内に多発した神経鞘腫の1例

著者: 竹沢豊1 町田昌巳1 牧野武雄1 柴山勝太郎1 小川晃2 猿木和久3

所属機関: 1富岡厚生病院泌尿器科 2群馬県立癌センター病理部 3群馬大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.331 - P.333

文献概要

 患者は61歳,男性。主訴は消化器症状,腹部腫瘤。IVPでは右水腎症を呈し, CTでは骨盤内に2個の充実性腫瘤を認めた。手術では小児頭大からくるみ大の腫瘍が合計12個骨盤内に存在した。回腸部分切除・右尿管部分切除を併用して腫瘍をすべて摘出した。摘出標本は神経鞘腫であつた。本症の病理診断には免疫組織学的検索が有効であつた。また本症例のように後腹膜神経鞘腫が多発発生した例は稀であつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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