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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻5号

1987年05月発行

文献概要

症例

脳転移症状を初発とした腎細胞癌

著者: 沼秀親1 富田雅乃 楠山弘之 岡田耕市

所属機関: 1埼玉医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.397 - P.399

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 右眼球突出を主訴とした56歳の男性が,脳外科で眼窩後部から前頭部にかけての3cm径の腫瘍の摘出術を受けた。病理組織学的に腎細胞癌の脳転移が疑われ,検査の結果,左腎上極外側に突出する約3cm径の腫瘍を認め,左腎摘出術を行つた。脳摘出標本と同じく,clear cell carcinoma,grade 2であつた。尿路症状をまつたく欠き,脳転移症状を初発とした腎細胞癌例は珍しく報告した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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