文献詳細
手術手技
文献概要
膀胱尿管逆流(VUR)は,原発性(Primary)と続発性(Secondary)にわけられる。原発性VURに対する逆流防止術式は,今までに約20余りが発表されているが,多くはほとんど行われなくなつており,4〜5の術式が,術者の慣れや好みで選択されている1〜4)。その中で最もポピュラーな術式はPolitano-Leadbetter法である5)。
本術式の利点は膀胱内操作のみで行うこと,本来の尿管口に新しい尿管口を形成すること,したがつて尿管膀胱移行部の血管,神経,筋組織の損傷を少なくできること,他の術式に比して本来の尿管膀胱移行部の機能をできるだけ保つように工夫されていること,また再手術に際して膀胱外操作が容易であることなどである。本術式の大切な操作は尿管と膀胱壁の剥離,貫通時,粘膜下トンネルの剥離とその長さである。
一方,続発性VURに対しては本術式は施行すべきではない。
本術式の利点は膀胱内操作のみで行うこと,本来の尿管口に新しい尿管口を形成すること,したがつて尿管膀胱移行部の血管,神経,筋組織の損傷を少なくできること,他の術式に比して本来の尿管膀胱移行部の機能をできるだけ保つように工夫されていること,また再手術に際して膀胱外操作が容易であることなどである。本術式の大切な操作は尿管と膀胱壁の剥離,貫通時,粘膜下トンネルの剥離とその長さである。
一方,続発性VURに対しては本術式は施行すべきではない。
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