icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻6号

1987年06月発行

原著

非セミノーマ性睾丸腫瘍の最近の治療成績

著者: 近藤直弥1 町田豊平1 増田富士男1 大石幸彦1 柳沢宗利1 赤阪雄一郎1 山崎春城1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.495 - P.499

文献概要

 1977年7月から1985年4月までに,慈恵医大で経験した40例の成人非セミノーマ性睾丸腫瘍の治療成績について報告した。年齢は18歳から46歳で平均30歳,組織分類は,絨毛癌を含むものが11例で,複合組織型が28例であつた。病期分類は,Stage I 14例,Stage Ⅱ A6例,StageⅡ B 5例,StageⅢ15例であつた。治療方針は,Stage Iでは除睾術後に化学療法(PVB療法)を施行,Stage Ⅱ,Ⅲでは化学療法後,残存腫瘍が疑われる場合に,後腹膜リンパ節郭清を含む腫瘍摘除術を施行するものであつた。病期別5年実測生存率は,Stage I 93%,StageⅡ59%,StageⅢ29%であつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら