文献詳細
原著
文献概要
精管結紮後の18例に対して,Fitzpatrickの術式に従つて,手術顕微鏡(倍率10倍)下のマイクロサージェリーによつて,縫合糸が精管壁を貫くことなく,また,使用する弁の大きさを適宜調節し,腔内に支持具を残さずに精管を再吻合した。その結果,術後3〜14週の精液検査で,不成功1例,精子数のやや低かつた(1,400万/ml)1例を除き,すべて6,000万/ml以上,精子活動率は60〜80%に達し,術後6,9,12カ月日の経過観察の結果では妊娠率61%に達した。
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