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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻6号

1987年06月発行

症例

術中超音波検査が有用であつた腎癌

著者: 松岡啓1 島田明彦1 植田省吾1 江藤耕作1

所属機関: 1久留米大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.509 - P.511

文献概要

 結石による高度水腎のため,術前には診断不可能であつた嚢胞性腎癌が,術中超音波検査により偶然に発見された58歳男性例を報告した。経皮的腎尿管結石摘出術の子定であつたが,患者の希望により開腹手術を行つたことが発見の端緒となつた。本例の術中超音波検査は,腫瘤に切開を加えず診断可能であつた点に意義を有する。また今後増加の傾向にある早期腎癌に対しては,繊細な手術を可能にするため術中超音波検査が必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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