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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻7号

1987年07月発行

小さな工夫

腎瘻バルーンカテーテル挿入用止め具

著者: 秋鹿唯男1 三木誠1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.590 - P.590

文献概要

 経皮的腎切石術(PNL)に際し,造設したばかりの瘻孔にカテーテルを挿入するには,いろいろの方法がある。ネラトンカテーテルなどを挿入留置するなら,使用したシースの内腔を通じて挿入するのが最も簡単である。しかし,この方法では最近多く使用される腎瘻バルーンカテーテルは挿入できない。すなわち腎瘻バルーンカテーテルをシース内腔を通じて挿入した場合は,カテーテルの横に出るバルーン用注水部が邪魔になり,シースを抜くことができなくなる。そこで実際には,シースを抜いてから腎瘻バルーンカテーテルを挿入せざるを得ない。この場合造設されたばかりの瘻孔だと,ガイドワイヤーの誘導だげでは腎瘻バルーンカテーテルは挿入しにくい。
 そこでわれわれはテレスコープ型ダイレーターの心棒に腎瘻バルーンカテーテル(20〜24Fr.)をかぶせて,それを新しく作つた止め具(第1図)で固定し(第2図),ガイドワイヤーに誘導させて挿入するようにしている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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