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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻7号

1987年07月発行

症例

折りたたみ法による巨大尿管形成術

著者: 増田富士男1 仲田淨治郎1 望月篤1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.613 - P.616

文献概要

 22歳,女性の両側巨大尿管に対して,折りたたみ法による形成術を行い,良好な結果がえられた。すなわち拡張した下部尿管壁を切除することなく,単に折り重ねてマットレス縫合した後,膀胱に再移植した。術後尿漏れはなく,ステントカテーテルは4日目,バルーンカテーテルは6日目に抜去して退院した。術後の検査で上部尿路の拡張は軽快し,膀胱尿管逆流もみられていない。本法は巨大尿管に対するすぐれた手術法と考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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