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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻7号

1987年07月発行

文献概要

症例

尿道上裂型盲管重複尿道

著者: 木戸晃1 三谷比呂志1

所属機関: 1国立西埼玉中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.621 - P.623

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 副尿道が陰茎根部背面に開口し,膀胱前面に達する盲管として存在した11歳男児の尿道上裂型盲管重複尿道を報告する。主訴は陰茎根部背面の小孔および同部よりの膿様分泌物の排出。X線撮影では恥骨結合の離開およびその間を貫き膀胱前面で嚢状に拡張し盲管に終わる副尿道を認めた。副尿道は長さ14cmで,組織学的に恥骨結合貫通部より末梢では内腔の上皮は重層扁平上皮であり,中枢では移行上皮であつた。上皮下は平滑筋筋層を認めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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