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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻7号

1987年07月発行

症例

陰茎顆粒細胞腫瘍

著者: 山口圭一1 胡口正秀1 鈴木信行1 白岩康夫1 赤池康2 浅野重之2

所属機関: 1福島県立医科大学泌尿器科学教室 2福島県立医科大学第一病理学教室

ページ範囲:P.624 - P.625

文献概要

 症例は44歳男性。陰茎腫瘤を主訴に来院。初診時に陰茎体部左側に直径約30mmの弾性硬,可動性のない腫瘤を触知した。陰茎体部腫瘍の診断のもとに,周囲の陰茎白膜をふくめて腫瘍を摘出した。白膜欠損部に対しては,グルタールアルデヒド処理馬心膜1)を用いたパッチグラフトを施行した。摘出標本の総重量は4gで,病理学的診断は顆粒細胞腫であつた。陰茎体部からの発生は,本症例が本邦第1例であると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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