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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻7号

1987年07月発行

交見室

Cohen術式による膀胱尿管逆流防止術の成績/冠状動脈用カテーテルを用いた経皮的腎血管形成術

著者: 寺島和光1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.636 - P.637

文献概要

 福岡大学久志本先生らの論文(臨泌41巻,4号)を拝読いたしました。Cohen法によるVUR防止術について,Politano-Leadbetter法と比べて尿管ステント・尿道カテーテル留置期間や入院日数が短く,上部尿路拡張も軽く,しかも良好な手術成績をあげておられることに敬意を表します。
 Cohen法というと私には思いだす論文があります。ユーゴスラビアのI.Bradieらの"antireflux uretero-cystostomy at the vertex of the bladder"(Br.J.UroL.,47;525-530,1975)です。これは粘膜下トンネルを膀胱頂部(!)に作り,そこに尿管新吻合を行う方法です。Bradićらは多数例に施行して良い結果を得ています。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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