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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科41巻9号

1987年09月発行

原著

経皮的腎尿管結石摘出術における尿管結石の腎盂へのおしもどしの難易度

著者: 井口厚司1 真崎善二郎1 市木康久1 吉田一博1 上原康雄1 小嶺信一郎1 木下徳雄1 中牟田誠一1

所属機関: 1佐賀医科大学外科学泌尿器科部門

ページ範囲:P.775 - P.778

文献概要

 上部および中部尿管に位置する結石をPNL (経皮的腎結石摘出術)によつて治療する場合,結石を腎盂へおしもどすことができるか否かがこのPNLの難易度を決めることが多い。今回われわれは術前の腎盂撮影上,結石の部位,形態,大きさ,存在期間,および結石直上部の尿管の形態の5つの要因別に結石の腎盂へのおしもどしの難易度を検討した。その結果,術前のIVPにおいて結石直上部の尿管にくびれや造影剤の陰影欠損がみられる症例ではおしもどしが難しく,他の要因については差はみられなかつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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