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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻1号

1988年01月発行

症例

腎門部リンパ節にも病変のみられた腎血管筋脂肪腫

著者: 板倉宏尚1 宗像昭夫1 林田真和1 木下健二1

所属機関: 1東京都立駒込病院泌尿器科

ページ範囲:P.39 - P.41

文献概要

 53歳女性。主訴は微熱,全身倦怠感で来院。CT,血管造影で腎血管筋脂肪腫,脂肪肉腫が疑われ,術前検査でLDH高値,血沈亢進が認められたため,悪性腫瘍も否定できず,左腎摘出術を施行。病理組織診では,腎血管筋脂肪腫で腎門部リンパ節にも同様病変を認めた。LDH,血沈は術後7ヵ月では正常であった。従来の報告では,リンパ節に病変を認めても予後良好であるとのことであるが,今後長期的な観察が必要と考えている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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