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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻1号

1988年01月発行

症例

後腹膜血管肉腫

著者: 船木広英1 沼里進2 菊田裕2 里舘良一3

所属機関: 1岩手医科大学医学部泌尿器科学教室 2盛岡赤十字病院泌尿器科 3岩手医科大学医学部第Ⅱ病理学教室

ページ範囲:P.67 - P.70

文献概要

 51歳男性。腰痛を主訴とする左鎖骨上窩リンパ節転移を伴う後腹膜腫瘍にて当科に入院した。手術は腫瘍生検のみを行い,試験開腹にとどめざるを得なかった。その後化学療法(ADM,VBL,CPA,PEP,Dexamethasone)を行い,一時期腫瘍は縮小したが,1ヵ月半後に腫瘍内出血がきっかけとなり死亡した。病理組織学的には血管内腔腫瘍細胞の増生,血管の増生状態や管腔構造を認め,後腹膜血管肉腫と診断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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