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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻1号

1988年01月発行

症例

前立腺マラコプラキアの1例

著者: 藤岡良彰1 平澤精一1 淡輪邦夫1 外野正己2 杉澤裕3 秋元成太3

所属機関: 1河北総合病院泌尿器科 2河北総合病院病理部 3日本医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.75 - P.78

文献概要

 59歳男性。尿閉と高熱を主訴に来院。尿培養にてE.coli 105/ml以上を認めた。直腸診などにて前立腺癌の合併も疑われ針生検を施行したところ,前立腺マラコプラキアの病理診断を得た。そこで,抗菌性薬剤とアスコルビン酸による保存的治療を約3ヵ月間施行,良好な治療効果が得られ,1年経過した現在,再発および再燃の徴候は認められない。本邦11例目と思われる前立腺マラコプラキアの1例を報告し,若干の考察を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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