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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科42巻1号

1988年01月発行

症例

性器自己切断を繰返した1例

著者: 松山恭輔1 林信義1 今村博彦1 木村光隆1 宍戸悟1 千野一郎1

所属機関: 1杏林大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.86 - P.87

文献概要

 症例は36歳男性。1981年に自己にて陰嚢・陰嚢内容切断の既往あり。主訴は陰茎切断。来院時,陰茎は根部で切断されており,断端部処置後尿道皮膚瘻を増設した。動機は精神分裂病の作為体験によるものであった。陰茎と睾丸を同時に切断した症例は本邦文献上散見されるが,本症例のごとく時期を異にして自己の性器切断を繰返した症例は認められなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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